店長ブログ
10.152018
金属を溶かします
店長です。
今日は、金属地金の溶解の話しです。
溶解の仕方は、シルバーでも金でも同じです。
プラチナは少しだけ違ってきます。
まずは不要な地金をチョコ皿というお皿に乗っけます。
この地金を溶かして、左側にある あけ型 という型に流し込みます。チョコ皿は溶かす金属によって、使うチョコ皿を変えます。うちでは、黒マジックで、18金(5:5)とか、18金ホワイトとか、シルバーとか書いてます。溶解後にチョコ皿につく色味でだいたい何の金属を溶かしたかわかりますが、ま~ マジックで書いとくと楽ですよね。
今回溶かすのは、シルバーの地金です。
白い粉、硼砂も使います。
バーナーで溶かします。
マイクロトーチと言う酸素バーナーで溶かします。
少量のシルバーくらいでしたら、ガスバーナーでも溶けますが、金とかプラチナの加工をやるなら、酸素バーナーは必須かなと思います。
また地金を溶かす時に、必須のものがあります。
何だと思いますか?
実は、高温の地金は太陽のように明るく眩しい!なので直視すると目がやけどする!とでも言いましょうか。特にプラチナ溶かすのなんて、目が本当にやられちゃうので、保護用のお洒落サングラスをかけます。
このサングラスが欲しいが為に、ジュエリーや、アクセサリーの制作会社に就職する人もいるくらい今人気のサングラスです。俺の時代は何?このサングラス?っていう時代でしたが、今ではこのサングラスが、ネットで 5万とかで売りに出てるとか、出てないとか…
さあ~~ 地金が溶けてきましたよ。。
チョコ皿をヤットコや、ピンセットで持って、グルグルと廻しながら、酸素バーナーをあてながら、地金の中まで確実に溶解していきます。これでOK!かな~って思ったら、あけ型に ささツ と流し込みましょうか。グイッグイッと流し込んじゃいましょう!
さあ出来ました。
シルバーの破片が、シルバーの棒になりました。
このシルバーはこの後、ハンマーで叩いて金属を締めていきます。
この続きの話しは、また次回です…