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店長ブログ
6.82018
指輪のサイズ直しの風景
店長でーーす。
そろそろワールドカップですね!
楽しみですねーーー。
さてさて、今日はサイズ直しの話し。
サイズ直しは、
ファッションリング、結婚指輪など、基本的に作業の仕方は同じです。
指輪のサイズ直しは
大きくする際も、小さくする際も、指輪を一旦切断します。指輪のサイズを小さくする際は小さくする分を切断します。大きくする際は、こんな18金ゴールドの地金を挟んでサイズを大きくします。
そうしましたら、
18金地金を足したところに、溶接材を流し込みます。
ジュエリーや、アクセサリーの世界では、
この溶接をロー付けと言います。このロー材も18金ロー、16金ロー、14金ロー、10金ロー等あります。
ここでは、18金ローを炎のバーナーで炙り、地金を足した隙間部分へ流し込んでいきます。
炎を18金の本体にあてすぎたり、
ロー付けが出来てるのに、炎をあててると、18金の本体がドロッと溶けてしまいます。ですので、ロー材は本体の18金より少しだけ早めに溶けるように出来ています。
これが18金ロー材を流し込んだ後です。
18金の指輪と、足した18金地金が一体になっています。
何度もサイズ直ししてるような指輪ですと、何度もリングを切断してる別けですが、その都度違う箇所を切断して、ロー付けしてたりして、下手すると自分が預かって、ロー付けした時に、関係ないところから粉々になって壊れちゃうようなこともあるんですよね。
もちろん
そんなことが無いように切断面があるのか無いのか、切断面はこの部分1箇所で大丈夫か、と確認してから当店では行いますが、ま~テキトーに直しちゃう人もいるんですよね。ま~買ったお店で責任もって直してもらうっていうのが、一番良いと思いますけどね~!
で、こんな感じに指輪のいらない部分をヤスリで削ったり、研磨や仕上げをしたりしてサイズ直しの完了となります。
ジュエリータウン御徒町なんか行くと、サイズ直しだけ専門でやっているような加工屋さんもあるみたいですしね!
ちなみに、意外と多いのが
ハーフエタニティのリングや、フルエタニティのダイヤリングのサイズ直し。自分なんかは、購入した店舗でサイズ直ししてもらいな~っと言っちゃいますが。ダイヤが付いてると、サイズ直しって少々厄介になるんだよね。
近頃は炎を使わずに、レーザー溶接なんていうのも出てますから、なだ良いのですが。ダイヤは高温の炎にあてちゃうと、それが原因で輝かなくなってしまうんですよね。なので、ダイヤ付きの結婚指輪なんかは、レーザー溶接でサイズ直ししちゃうことが多いんだと思いますが。
結婚指輪に入れるダイヤは、1ピースぐらいを
当店ではおすすめしています。
指輪のサイズ直しの工程は以上です。
サイズ直しは当店で販売した結婚指輪、
ゴールドアクセサリーのみ承っています。
料金の目安は▼こちらになります。
≫ アフターケア料金
結婚指輪のサイズ直し ≪ブログはこちら
以上、今日もお疲れさまデース!!