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店長ブログ
3.62020
18金の溶かし方(溶解)

店長です。
昨日は、午後からリフォーム(リメイク)で預かった18金の指輪や、
18金の地金を溶解(溶か)しました。
少量であれば、
ガスバーナーでも溶かせますが、少し18金の量がある場合は、酸素バーナー(酸素トーチ)があると便利です。あと必要なものは、溶かした地金を流すあけ型、地金を溶かすチョコ皿、流れをよくする硼砂、油などでしょうか。
粉の地金は、綺麗にしてから溶解した方が出来上がりも綺麗ですし、後々地金が割れたりといったことが少なくて済みます。
溶解して出来た18金地金です。
これで 7gくらい。近頃は、新型コロナの経済の影響で、地金も全体的に高くなってきている感じです。溶かした後の地金は、ほわ~となっているので、金床とハンマーで地金をぶっ叩いて、締める必要があります。
面になっている4面と、うちは角も叩いて締めています。そのあと、火をあてて締めた地金を開放しながら、ロール(ローラー)で延ばしていきます。
今回はこれだけ溶かしました。
計20gくらいです。
ここから必要な地金の寸法にして、リングを組み立てていきます。
こんな金を溶かす作業でも、知識とちょっとしたコツと経験が必要だったりします。知識と経験が無いと、金を伸ばしてる最中に ヒビ が入ってきて、使いものにならなかったりと色々と面倒なことが起きたりします。
金は特に硬いので、注意が必要です。
以上 おつかれさんす。
ゴッチャでは、鍛造で結婚指輪、アニマルモチーフのアクセサリーなんかも制作、販売しています。
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