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クラシックジュエリーの制作

少し日が空いてしまいましたが、クラシックジュエリーの制作の話し。
前回、ここまでご紹介しました。

クラシックジュエリーの飾り

前回ブログ▼ こちら
石枠周りの飾り

アクアマリンの周りに付く細かな飾りをまずロー付け(溶接)しなければなりません。ひとつひとつ中心を感じ取り、ロー付けします。これが意外と難しくてですね、神経使います。ロー付け時の画像は残念ながら集中し過ぎで、撮っておりません。大きいパーツと小さいパーツのロー付けは、大きいパーツを炎であぶり温度をあげて、そろそろかなという頃合に小さいパーツ付近にも炎を入れて、ロー材(溶接材)を流し溶かします。下手にやるとパーツが溶けちゃったり、付けたパーツが取れちゃったりすることもありますので、集中が必要ですね!

クラシックジュエリーの石枠、飾り作り

ちょっとわかり難いですが、18金イエローの飾りパーツのロー付けが終わりました。このロー材にも種類がありまして、18金ロー、16金ロー、14金ロー、12金ロー、10金ロー、9金ロー等。
18金ロー ≫ 16金ロー。  16金ローより18金ローの方が高温でないと溶けません。9金ローより14金ローの方が高温でないと溶けません。ロー材には使う順番があるので、組み立てるパーツやデザイン、ロー材等も考慮して、作らなければなりません。ちなみに量産品は、型に金属を流し込むだけですので、ロー材を使うような作業もほとんどありません。手で組み上げていくジュエリーは手作りと呼ばれ、現在では高級品とされています

 

クラシックジュエリーの組立て完了

クラシックジュエリー・組立て完了

リング部分と、石枠部分もロー付けして、指輪の組立てが出来上がりました。あとは、彫り入れ、石留め、仕上げ、宝飾メッキの工程となります。ちなみにこれが、ホワイトゴールドの地の色です。灰色っぽいけど少しだけ黄色っぽいですよね!最後の最後で、ロジウムメッキと言う宝飾メッキを行います。すると白みの強い綺麗なホワイトゴールドになります。


ロジウムメッキは、ロジウムコーティング等とも言われますが、ホワイトゴールドの製品だけでなく、プラチナの製品にも行われます。メッキと言いますと昔の安いアクセサリーのメッキの膜がペラペラと剥がれるようなイメージがあるかも知れませんが、宝飾のメッキはペラペラと剥がれるようなことはありません。イメージとしては、指輪にマジックで色をつけて生活していくと、このマジックの色味って少しずつ薄くなってくるじゃないですか。そんな風なイメージになりますので、ペラペラと剥がれるようなことはありません。宝飾メッキは、国内メーカー、海外ブランドを問わず、ほとんどのホワイトオールドの製品、プラチナ製品に行われます。

さてさて、
クラシックジュエリーの組立てが終わりました
中々大変な作業の連続でした。
この手のお品物は、オーダーメイドになります。オーダーメイドは作ったことのない物を作るので、ま~作れるだろう!というところで実際は作っています。
オーダーメイド、クラシックジュエリーの場合なんかは、いっつも本当に作れっかなという少々の疑いと不安をもって作ってるというのが本当のところでしょうか。ただし最近は、自分で絵に描けるものは作れる!とそんな自信があったりで、そんな感じのせめぎあいです。
ここまで組み上げてくと、なんとなく自分も気が楽になります。近頃はオーダーメイドと言えど、デジタルで作っていくのが普通と言うか、普及しているというのが本当のとこです。デジタル(パソコンで、3DCAD,モデリング)であると、デザインの寸法の違いはあれど、作りの個性とか、温もり的な部分が抜けてる感じがして、自分はイマイチ気が乗りません。お客さんの立場からいえば、オーダーメイドはどこで作っても、大して変わりない!ということにもなります。

 

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