店長ブログ
3.132020
K18ゴールド、石座作り!
店長です。
先日、溶かした18金ゴールドの地金を延ばして、
石座(石枠)作りをしています。
前回のブログはこちら≫ 18金の溶かし方
今回は福輪(伏せこみ)タイプの石枠作りで、外側の爪になる部分の枠を巻いていきます。その爪になる地金が延ばし終わりました。伏せこみタイプは、外側の爪になる部分を巻くのと、石を座らせる部分の石枠を巻いて、ロー付けして作ります。問屋街に行けば、こんな枠も売っていますが、リフォームや持ち込み石の品物を作る場合なんかは、ご自身で石枠を巻けると大変重宝します。
今回お預かりしているルビーです。
このルビーに合わせて、爪になる部分を巻いています。石のサイズに合わせて、綺麗な楕円に石座を巻いていくのは、それなりに大変です。職人が一からジュエリーを手作りするような工房だと、毎回石枠作りはしますので基本中の基本となる作業になります。
右側の赤ペンで塗ってあるのが、上の画像で作っていた爪の石枠です。石に合わせて枠を巻いて、ロー付けしました。左側は先に作った石座にあわせて巻いています。内側に入る石枠は、ピタっと収まるように糸鋸などをいれて微調整して、ロー付けします。その後、ルビー(石)が座る部分をやすり等で削っていきます。この部分も石が落ち着いて座るように、細かくチェックしながら削っていくと良いです。
石枠2つの微調整がおわり、石枠を重ねます。隙間は無ければ無いほど良いですが、少しぐらいならローを流し込むので、問題ありません。
次回、ロー付けしていきます。
以上、おつかれ。