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店長ブログ
8.262019
K18ゴールドアクセサリーの仕上げ
店長です。
工房に籠って、ゴールドアクセサリーの仕上げをしています。
18金ゴールドのリング(アクセサリー)の制作風景になります。
荒いヤスリ、細かいヤスリ、シリコンで研磨、下磨き、仕上げの磨きといった順番で仕上げていきます。
仕上げに使う道具や、
工具は各作業場(工房やアトリエ)によっても違います。最終的に問題ないクオリティに仕上げることが大事ですが、口うるさいおっさんが営む工房なんかだと、うちのやり方でやってくれ!とか、言われるようなこともあります。
下のはリューターと言われるツールです。
歯医者さんで虫歯削るのに使う道具と同じです。歯科医の使うツールと、宝飾貴金属で使うツールは良く似ていますが、歯科医で使うツールの方が、だいぶ割高だったりします。
これが研磨するシリコンだったり、フェルトのものがあったり、毛で出来ているようなものもあります。これらは、リューターの先っちょにつけて、石鹸みたいな感じの研磨剤をつけて、ゴールドアクセサリーを磨いたりします。
金属の研磨なので、指サックでもしないと自分の指もツルツルになってきます。指紋が薄くなってきたり、指紋の線のところに研磨剤が入り込んだりします。
指に入り込んだ研磨剤は、中々落ちないので、そんな時は超音波洗浄に指を突っ込んだりして、自分の指輪を綺麗にします。下の画像が超音波洗浄機です。自分の顔も洗いたくなるくらい、綺麗に汚れを落としてくれます。
こんなゴールドアクセサリーの仕上げの作業でも、きちんと仕上げるというのは中々難しいことでもあります。上手くやらないと必要なところが薄くなったり細くなったり、ボコボコしてきてしまったり、ヤスリの小キズが残ってしまったりします。また最後にピカッと仕上げても、部分的に曇って仕上がったりもしますので、最後の最後での大切な工程でもあります。
仕上げの作業で僕が嫌いなところは、顔が汚れるところです。いつも使う研磨剤の色味で、顔が汚れています。鼻の中も汚くなります。涙…
ゴッチャのジュエリー制作の話し
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